ご安全に!
「鉄鋼ネット」を運営している技術主任こと、ひろです。
当サイトについて説明する前に、私のことを紹介させてください。
プロフィール
まずは、簡単に自己紹介します。
名前:ひろ
性別:男
年齢:30代
職業:鉄鋼メーカーの技術職
趣味:映画、音楽(大の洋楽好き)
性格:新しいことが好き。効率を求める。興味を持ったらとことん追求するタイプ
これまでの歩み
幼少期は釣りやミニ四駆にハマり、自分で何かを作ったりすることが好きな人間でした。
その頃は特に将来の夢を抱いていなかったものの、中学時代からエンジニアになることに憧れ、中学卒業後に高専の機械工学科に進学しました。そのときに受けた工業材料の授業で組成や熱の出入りによって材料の性質が変化することに面白さを感じ、材料を自分の専攻とすることを決意しました。
その後大学院まで進み、大学院ではもっぱらナノ材料の研究に注力しました。特に「カーボンナノチューブ」と呼ばれるナノ材料は私の得意分野です。
こうして学生時代は「ものづくり」や「最先端の科学技術」の知識を習得し、エンジニアになるために研鑽してきました。
大学院修了後は地方の鉄鋼メーカーに就職し、現在に至っています。
保有資格
次の資格を保有しています。
- クレーン・デリック運転士
- 第一種衛生管理者
- 第一種公害防止管理者(大気)
「鉄鋼ネット」について
以下では、当サイトを立ち上げるに至った背景について説明しています。
なぜ「鉄鋼」なのか
当サイトは「鉄鋼を題材としたWEBメディア」で、主に鉄鋼材料や鉄鋼業界のことについて書いています。
次のような方に寄り添えるサイトでありたいと思っています。
- どんな鉄鋼材料があるのか知りたい。
- 仕事で鉄鋼材料を扱うことになったけど、鉄鋼のことがわからないので勉強したい。
- 鉄鋼業界に興味があり、鉄鋼業界のことを知りたい。
- 鉄鋼業界に就職したい。
ここで「なぜ鉄鋼が題材なの?」と思われた方もいると思います。その理由についてお話します。
「鉄鋼」は身近な材料でありながら、その存在を認識する人は少ない
今日ある私たちの豊かな暮らしは、鉄鋼のおかげと言っても過言ではありません。なぜなら、私たちの生活は鉄鋼で支えられているからです。
例えば自動車やバス、オートバイ、電車などの輸送機器。これらの車体や部品には鉄鋼がたくさん使われています。みなさんが普段使用されているであろう冷蔵庫や洗濯機、炊飯器などの家電の材料にも鉄鋼が使われています。台所のシンクやフライパンなどはわかりやすい鉄鋼製品です。スプーンやフォークのように、当たり前に使うものですら鉄鋼で出来ています。
外を見渡せば、高層ビルや鉄橋、高速道路、トンネルなど、人類進化の象徴とも言えるようなものには当たり前のように鉄鋼が使われています。私たちがあまり知らない所で言えば、石油やガスなどのプラントの材料には鉄鋼が欠かせない存在となっています。火力発電所で使用されるタービンやボイラーなどの発電機器も鉄鋼製であり、鉄鋼がないと電気を起こすことができません。少し話の規模が大きくなってしまいましたが、要は世の中では多くのものに鉄鋼が使用されています。
このように私たちの暮らしは鉄鋼で支えられていますが、その実感はあまりないのではないでしょうか。水や空気と同じように、当たり前のように恩恵を享受している鉄鋼にスポットを当て、当サイトを通じて鉄鋼をもっと身近に感じていただきたいと考えています。
「鉄鋼」ほど魅力的で面白い材料はない
私は常々、「鉄鋼ほど面白い材料はない!」と思っています。その理由についてお話していきます。
鉄鋼は実に不思議で魅力的な材料です。作り方で自在に性質が変わるからです。
鉄鋼は鉄に各種成分が添加されて出来た金属材料です。このとき、添加される成分によって鉄が硬さを変えたり、やわらかさを持ったりすることができます。強度については計り知れないポテンシャルを秘めています。また鉄と言えば「錆びやすい」というイメージをお持ちかと思いますが、同じ鉄で出来ているステンレスは全くさびません。これらの性質に面白いと感じ、これまで鉄鋼を追求してきました。そんな鉄鋼の面白さを当サイトでお伝えできればと考えています。
若い人の“鉄鋼離れ”が進んでいるという現実
鉄鋼業界は現在、人手が少ないと言われています。これには少子高齢化という社会全体の課題が背景にあるかもしれませんが、「教育機関から鉄鋼の授業が無くなった」ことも要因の一つだと言われています。学校が鉄鋼を教えなくなったら、鉄鋼に興味を持つはずがありません。
そもそも、今の若い人たちは鉄鋼業界に対してネガティブな考えをお持ちな面もあるかもしれません。鉄鋼業界のことを何も知らない可能性もあります。
鉄鋼業界に詳しい私が、当サイトを通じて鉄鋼業界のことを情報発信し、少しでもお役に立てればと考えています。
当サイトの権威性
当サイトは、鉄鋼メーカーに勤め、鉄鋼に詳しい人間(私)が運営しています。
私は鉄鋼メーカーに入社して以来、次のような業務に関わってきました。
- 技術開発では、オーステナイト系ステンレス鋼の結晶粒度微細化に関する研究、不具合が発生した製品の調査に携わる。
- 品質保証では、工場品質マニュアル類の編集、ISO 9001の運営、社内外監査、クレーム対応の業務に携わる。
- 生産管理では、受注した鉄鋼製品の顧客との仕様調整、製造から検査までのプロセス管理の業務に携わる。
こんな鉄鋼に詳しい私が運営していることが、当サイトの何よりの権威性であると考えています。
では、「鉄鋼ネット」をお楽しみください!